野生のポケモン、トレーナーのポケモンを倒すと経験値がもらえますね。
それと同時に努力値という隠しポイントももらっています。
名前の通り、どれだけ努力したかのポイントになります。
努力値が高ければ高いほど、ステータスは高くなります。
じゃあ全ての努力値を稼ぎまくっちゃおう!、と考えるかもしれませんが、努力値には上限が決められているため、全てのステータスを高くすることはできません。
1匹のポケモンが貯められる努力値は510までです。
なおかつ、1つのステータスに貯められる上限は255までです。
HP、攻撃、防御に200ずつ
HPに300、攻撃に210
このような努力値の貯め方はできないわけです。
なので、全てのステータスに均等に割り振ったら、全てのステータスが通常よりは高いポケモンが完成します。
HPや攻撃に255つぎ込んだら、他のステータスは並だけど、HPと攻撃がかなり高いポケモンが完成します。
LV100になると、努力値0と努力値255では、ステータスに60ほどの差が出てきます。
なお、1つのステータスに255貯めることができるわけですが、ステータスを計算する際に使われる努力値は、貯めた努力値÷4の値です。
つまり255貯めても4で割ったら63あまり3となり、ステータス計算に使われるのは63ということになります。
あまり3がもったいないですね。
ですので、努力値は255まで貯めずに252まで貯めて、残った6を別のステータスに貯めるという方法が一般的です。
255+255=510 → 63+63=126
252+252+6=510 → 63+63+1=127
252貯めた場合の方が、努力値を有効に利用できるというのが理解できたでしょうか?
個体値と同様に、強いポケモンを育てるには、努力値の稼ぎ方も計算する必要があるということになりますね。
努力値はポケモンを倒すと貯めることができます。
野生のポケモン、トレーナーのポケモン、四天王のポケモン、ポケモンバトルならどれでもOKです。
ただし、通信対戦では貯まりませんのでご注意を…
バトルの途中でポケモンを交代した場合、バトルに参加したポケモン全てに努力値が入ります。
経験値のように、1匹あたりの努力値が少なくなることはありません。
たとえば、ムーランドと戦います。
こちらはエンブオーを出します。
バトル始まってすぐに、ダイケンキに交代します。
ムーランドのHPを半分くらい減らしたところで、ヤナッキーに交代します。
そのままヤナッキーがムーランドを倒します。
この場合、バトルに参加したのはエンブオー、ダイケンキ、ヤナッキーの3匹です。
これら3匹に、ムーランドを倒したときに貯まる努力値(攻撃+3)が貯まります。
学習装置を持たせてるポケモンに同じだけ努力値が貯まります。
つまり、経験値がもらえるポケモンは全て、努力値が貯まるということですね。
他にはポケルスに感染するか、以下のようなアイテムがあります。
ポケルス = 獲得できる努力値が2倍になる
強制ギブス = 獲得できる努力値が2倍になる
パワーウエイト = HPの努力値が+4貯まる
パワーリスト = 攻撃の努力値が+4貯まる
パワーベルト = 防御の努力値が+4貯まる
パワーレンズ = 特攻の努力値が+4貯まる
パワーバンド = 特防の努力値が+4貯まる
パワーアンクル = 素早さの努力値が+4貯まる
ムーランド(攻撃+3)を倒した場合で考えてみましょう。
強制ギブスを持っている場合、攻撃が6(3×2)貯まる。
パワーリストを持っている場合、攻撃が7(3+4)貯まる。
パワーバンドを持っている場合、攻撃が3、特防の努力値が4貯まる。
ポケルスに感染したことがある場合を考えてみましょう。
強制ギブスを持っている場合、攻撃が12(3×2×2)貯まる。
パワーリストを持っている場合、攻撃が14(3×2+4×2)貯まる。
パワーバンドを持っている場合、攻撃が6(3×2)、特防の努力値が8(4×2)貯まる。
ポケモンを倒す以外にドーピングアイテムを使うという方法もあります。
HP = マックスアップ
攻撃 = タウリン
防御 = ブロムヘキシン
特攻 = リゾチウム
特防 = キトサン
素早さ = インドメタシン
これらのアイテムを使うと、努力値が10貯まります。
なお、使おうとする努力値が100以上の場合はアイテムを使うことができません。
HPの努力値が99ならマックスアップが使えるが、100なら使えない、ということですね。
似たようなアイテムでハネというのがあります。
HP = 体力のハネ
攻撃 = 筋力のハネ
防御 = 抵抗のハネ
特攻 = 知力のハネ
特防 = 精神のハネ
素早さ = 瞬発のハネ
これらのアイテムを使うと、努力値が1貯まります。
なお、ハネは使うのに制限はありません。
努力値が255貯まっていなければいつでも使うことができます。
努力値はゲーム中のステータス画面では確認することができません。
一度でも努力値を貯めてしまうと、どの努力値がどれくらい貯まっているのか調べるのは不可能です。
ですので、本気で育成しようと考えている方は、どのポケモンを何匹倒したか、またはどのステータスがどれくらい貯まっているかをメモしておく必要があります。
なお、100未満の場合に限り、ドーピングアイテムとハネを使うことによって正確な値を割り出すことができます。
必ずレポートを取って、いつでもリセット出来る状態にしておいてください。
まずドーピングアイテムが何回使えるかを検証します。
タウリンが3回使えたとします。
・努力値に30を足したら100以上になった。
・努力値は70~79と推測できます。
ここでいったんリセットしましょう。
つぎにハネを使って調整します。
筋力のハネを使うと努力値が1増えますので、
筋力のハネを1回+タウリンを3回
筋力のハネを2回+タウリンを3回
筋力のハネを3回+タウリンを3回
検証のたびにリセットしましょう。
筋力のハネを10回使ううちに、タウリンが2回しか使えなくなります。
たとえば、筋力のハネを5回使ったら、タウリンが2回しか使えなかった場合…
攻撃の努力値+5+20=100、ということがわかります。
つまり、現在の攻撃の努力値は75ですね。
例では攻撃で試しましたが、HPや特攻などでも応用できます。
上記の方法で調べられないことはありませんが、面倒なので、本気で育成する方は、必ずメモをとっておきましょう。
掲示板などで目にするAS252H6、A252S252H6などという言葉があります。
252は努力値がどれだけ貯まっているかのことです。
AS252H6だったら、ASが252、Hが6まで貯まっている。
A252S252H6だったら、Aが252、Sが252、Hが6まで貯まっている。
おや、よく見たらどちらも同じですね。
252貯まっているのが複数あるのであれば、AS252のように、AとSを繋げて表記することもあります。
AS252、A252S252、意味はどちらも同じですので、好きな方の表現を使いましょう。
ではAS、Hとはなんでしょうか?
H = HP(Hit Point)
A = 攻撃(Attack)
B = 防御(Block)
C = 特攻(Contact)
D = 特防(Defence)
S = 素早さ(Speed)
6個のステータスを英語表記して、それぞれの頭文字を使っているわけです。
つまり、ASとは攻撃、素早さ、HとはHPという意味です。
AS252H6だったら
攻撃と素早さが努力値252、HPが努力値6ということです。